今回は、小学校のPTA活動で知り合った保護者同士の不倫調査である。
依頼者は40代の奥様、夫との間に二人のお子さん(小学校6年生の長男と4年生の長女)がいて、浮気の疑いがあるのは同じく40代の夫である。
こちらのご家族は、店舗兼住宅に四人で暮らしており、夫はその業界では老舗といわれる店を経営している。
PTA活動
一般的に会社員であれば、子供の学校のPTA活動に積極的に参加するのはなかなか難しいが、自営業者となると時間もとりやすいし、ましてや地元で商売をしていれば町内会やら何やらの絡みもあり、PTA活動どころかPTA役員を務める社長さんも多い。
PTAへの強制参加の是非が課題になってから久しいが、今でもPTA活動が原因で出世コースから外れてしまったサラリーマンや、会社を潰してしまった経営者がいるという話はちょくちょく聞く。
東京都内でも、このように地元での活動に重点を置く地域は意外と多く、今回の浮気調査もそんな地域の小学校での事例である。
保護者同士の不倫を疑ったきっかけ
依頼者である奥様によれば、夫は長男が3年生になった時からPTA役員になり、5年生になった年には副会長、そして今はPTA会長を務めているとのこと。
初めの2年間は単なる役員ということもあり、奥様と一緒に週に1~2回PTAの役員活動に参加していた程度であったが、問題は副会長になった年からである。昨年度から夫は徐々に自分の店にいる時間が減り、PTAが忙しいからと店を妻に任せ、それを理由に妻のPTA活動を拒むようになったという。
そして、その年に新たにPTA役員に加わった保護者の中に、元モデルの30代女性がいたのである。
この元モデル女、男性の視線を一斉に集めるレベルの美魔女であり、子供が入学した年から運動会や学芸会で見かけていたので、依頼者である奥様もその存在は知ってはいた。それが昨年度からPTA役員になり、嫌な予感はしていたとのこと。
夫は、PTA活動に没頭していき、それまでと比べて少しテンションが高くなり、奥様に対して優しくなる等の変化が出てきて、奥様もそれを敏感に感じ取ったことで、夫とその美魔女との不倫を疑い始めたという経緯である。
浮気調査の方法
夫は現在、平日はほぼ毎日小学校へ行っているらしい。短い日は30分位であるが、長い日だと朝9時から夕方5時を過ぎることまであるという。その他に、PTAの会合で夜飲みに行くこともあるが、それは他の保護者と複数人であるこが分かっている。
ダブル不倫の場合、大抵は昼間に会うのが普通である。
今回は、毎日が怪しいわけで特に不審な曜日があるわけでもないので、調査費用は多少かさんでしまうが、ひとまず1週間、平日は毎日調査をすることに決まった。
※本コラムにおいて当事務所の取扱い事例を紹介している場合は、事実を脚色することなく記載していますが、当事者の特定等を避ける為、調査事実を歪曲しない範囲で設定(関係者の職業や道路、建物の位置関係等)を変更しています。また、掲載にあたり、必要に応じて依頼者の承諾を得ています。