浮気調査コラム

元同級生同士の浮気調査⑦(全7回)・・・女の家から出てくる夫

夫と逢瀬していた女の自宅と思われる一戸建ての場所が判明した。状況的に考えればその女の自宅で間違いないだろうが、まだ確証は得られない。それにラブホテルへ出入しているわけでもないので、不貞行為の証拠としては甘過ぎる。

前回のコラム元同級生同士の浮気調査⑥の続き
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依頼者への報告と打合せ

私は依頼者である奥様に、不倫相手の女の自宅と思われる場所を特定できたことを報告した。その調査結果にはご満足頂けた。

状況的に考えると、対象者である夫が不倫相手の女の自宅に出入していたと考ええるのが自然なのだが、ラブホテル等への出入がない以上、せめて女の自宅に夫が出入りしている証拠写真は欲しいところである。
理想をいえば、夫がいつ不倫相手の女の自宅へ行っても証拠撮影出来るよう、毎日夫の行動確認体制をとれば良いのだが、そんなことをしていては調査費用が直ぐに100万円単位になってしまう。一般的な浮気調査で、そんな体制は到底選択できない。
勿論、奥様が怪しいと睨んだ日があれば、その日は調査員を2~3名体制にして朝から張込む予定であるが、今回同様GPSにより動きが判明し、それから調査を開始した場合、時間的に女の自宅へ入るところの撮影は無理だろう。しかし自宅が判明したことで、出てくるところを撮影することは出来るだろう。
それが有るのと無いのとでは大きな差だ。

奥様も、ミニバンは普段自分が利用している車だからということで、車内にボイスレコーダーを隠し置きすると決断なさった。
併せて、今後のことについて弁護士にも相談するとのこと。

GPSに動き

前回の調査から10日後となる翌週の木曜日、依頼者である奥様からGPSに動きがあったと連絡が入った。
対象車両であるミニバンは、前回同様、女の自宅と思われる一戸建て付近のコインパーキングで停止したままである。
運の悪いことに、この日も私の他に動ける調査員は居ない。仕方ないが、またもワンオペでの調査だ。
私がコインパーキングに到着したのは午前11時45分、当然、コインパーキングに駐車中のミニバンはエンジンもかかっておらず、車内に人の気配もない。
この状況なので、既に判明している女の自宅を張込んだ。
午後0時20分、一戸建てから女が道路に出てきて、一応という感じで周囲を見回した。直後、対象者である夫も出てきた。
二人はそのまま対象車両であるミニバンに乗車し、走り出した。
このミニバンには、依頼者である奥様が毎日録音状態のボイスレコーダーを仕掛けているはずである。後で録音を聴けば、何かしら参考になることがあるだろう。

二人はミニバンで移動し、少し離れた蕎麦屋に入り、40分程で出てくると、またミニバンで女の自宅へ戻った。
女が降りると、夫が運転するミニバンはそのまま帰宅した。

ボイスレコーダー

後日、依頼者である奥様とお会いした。
私はこれまでの調査経過を報告書にまとめお渡しした。

関係者の特定を避ける為に詳しくお話することが出来ないのが残念だが、ボイスレコーダーの会話内容等から判明したことは、
・予想どおり、夫と女は高校の同級生であり、当時付き合っていた
・女は旦那と別居しており現在離婚協議中なのだが、その旦那も同じクラスメイトであり、当然夫とも面識があった
・今、女が住んでいる一戸建ては両親が暮らしている実家である
等のことが分かった。

奥様は、これら浮気調査の結果をもって、現在相談中の弁護士と更に協議し、今後、どのようにすべきかを決めていくとのことであった。

いつも思うことであるが、双方のお子さんには何の罪もない。親の色恋について、子供は大概敏感である。お子さん達に悪影響がないことを祈っている。

この不倫調査の費用

この日の調査費用

・ 行動確認   15,840円
   (@7,920円×1名
     ×2時間(11:45~13:45))
・ 解約金    11,880円
   (1回につき5時間に満たない
    時間に対する50%相当額)
・ 車両使用料  16,500円
・ 実費          0円
・ 費用調整   ▲4,220円
      合計 40,000円

※ 当事務所では、1回当たりの調査について最低時間を定め、その時間に満たなかった場合には、満たなかった時間に対して50%の解約金が発生します。
 この日の調査でも、実際に尾行や張り込みをした時間は2時間ですが、前後の移動時間に加え、動画を画像化して裁判に備えた報告書の作成までを考慮すると、結局5時間程度を費やすことになるので、このような料金体系としています。
 もっとも、依頼者のご負担も考え、調査結果や実際に調査にかかった手間を考慮し、端数調整を含めて4,220円の値引きをしました。

※本コラムにおいて当事務所の取扱い事例を紹介している場合は、事実を脚色することなく記載していますが、当事者の特定等を避ける為、調査事実を歪曲しない範囲で設定(関係者の職業や道路、建物の位置関係等)を変更しています。また、掲載にあたり、必要に応じて依頼者の承諾を得ています。