浮気調査コラム

別居夫浮気調査②(全6回)

前日の調査で、夫の現在の住居と思われるマンションは判明した。
今朝は6時からそのマンションを張込むことにした。まだ、そのマンションに女が居るという確証はない為、依頼者の予算の都合上私一人での調査である。

前回のコラム別居夫浮気調査①の続き
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前夜の調査終了が午後9時、何だかんだ帰ってきたのが午後10時半前、シャワーだけ浴びて食事をしながら数ある動画や画像のデータをパソコンに移し、カメラ3台と予備バッテリーの充電をしたりすると、あっと言う間に深夜1時近い。3時間しか寝られず、今朝は4時起きだ。若い時は眠くて仕方なかったし、そもそも寝坊していた可能性もあるが、40歳を過ぎて眠くても起きられるようになったことで、逆に歳を感じてしまう。

張込み開始

午前5時40分、前夜に夫が入ったマンション付近に到着した。
前夜の調査状況から、尾行に備えて付近の路上に自転車だけを置きっ放しにして、私は路上に調査用車両を停めて張込むことにした。この状態で夫が自転車で出てきたら、駐車禁止の取締りが厳しい昨今、調査用車両を路上駐車したまま自転車で尾行するわけにもいかない。こういう場合が多いから調査員1名での調査は避けるべきなのだが、今回は自転車で出たとしても、ものの5分とかからない会社へ行く可能性が高く、尾行に失敗するリスクも承知のうえでの依頼者の指示である。

夫が出勤

午前7時40分、夫が自転車を運びながらマンションから出てきた。仕事用の作業着を着用している。自転車に乗って、こちらへ走行してきた。朝なので明るさも十分であり、まずは夫の顔を真正面からはっきり撮影できた。夫が私の車両の横を後方へ通り過ぎたので、直ちに私は方向転換をして夫方向へ走り、直ぐ脇のコインパーキングに調査用車両を停め、急いで自転車に乗って会社方向へ向かった。すると、200メートル程先の都道を渡るところで、夫は赤信号にひっかかり停まっていた。1名での調査としては運が良いパターンである。そのまま尾行を継続すると、予想どおり会社へ入って行った。

張込みながらマンションの調査

私は一旦コインパーキングに戻り、調査用車両に乗って再び前夜と同じ位置で張込みを開始した。時折、会社前の道路からこちらへ車や人が出てくるが、夫の姿は確認できない。
午前9時を過ぎた。人も車も通行が少ない道路なので、目を離さないように注意しながら、夫が出入りしたマンションについて少し調べてみよう。
交通量の多い道路を一人で張込みながらスマートフォンやパソコンで調べ事をするのは、対象者を見落とす危険性が極めて高くなるが、一応私も長年調査をやってきた人間である。この位の交通量ならば、さすがに大丈夫である。

不動産の調べ方

マンションに限らず土地や建物といった不動産について調べる場合、ご存じの方もいらっしゃると思うが、まずは法務局への登記情報を確認することである。
ちなみにこの不動産登記情報は、管轄の法務局に直接行っても良いが、インターネットを利用すれば全国どこの不動産情報についても調べることが出来る。手数料も、取得する情報により多少違うが1件当たり400円弱であり、法務局で直接取得するより断然安く済む。ただし、最低限の知識がないと取得の方法が難しいかもしれない。特に東京や人口の多い地域では、普段皆さんが郵便や宅急便で日常的に使っている住所の「番地」と、登記情報の取得に必要な「地番」や「家屋番号」は別の番号であることが殆どであり、一般の方は勿論のこと、探偵業者ですらこれらに関する知識に乏しい者が極めて多い。素人が試しに挑戦しても問題はないが、間違うとまるで関係ない不動産の情報を取ってしまい、あっと言う間に数千円の手数料を無駄にすることもあるので、詳しい人に相談した方が良いであろう。

夫が出入りしたマンションは

さて、問題のマンションについて調べてみたところ、この物件は1棟をまるごオーナー一人で所有しているようである。つまり全部屋賃貸ということになる。これがいわゆる分譲マンションであれば、各部屋の所有者や面積等を知ることが出来るが、今回はそれが出来なかった。せいぜい分かることは、夫が妻に内緒でマンションを買っていたということではない。ある程度の金を持っている不倫夫だと、離婚の際の財産分与に備えて妻に隠れて不動産を購入していることも多いが、本件ではその心配はなさそうである。

次に、一般の不動産業者のホームページでこのマンションの情報を収集してみたところ、
1階は寿司屋の店舗と共用部分のみ、2階と3階は各4戸の居室で合計8部屋であることが分かった。先程取得したマンションまるごと1棟に関する登記情報と合わせて各情報を総合的に検討すると、各部屋とも約40平米の物件であり、余裕のある1LDK位と推測され、金に余裕のある夫が一人で暮らしている可能性もある一方、浮気相手が同居している可能性も十分に考えられる。

探偵と一言にいっても、ただ単にひたすら尾行と張込みだけを繰返す業者も多いが、当事務所は無駄な調査を省き費用を抑える為にも、実地以外の調査にも力を入れている。

夫がマンションへ帰宅

再び張込みの話に戻るが、今回のように出入を直接監視出来ない場合、場所にもよるが何分かに1回は徒歩で通り過ぎる等して、対象となる物件の様子を見に行く。今回もそれを繰返したが、夫が乗っていた自転車が停まっているのは確認できるものの、夫の姿は一度も確認出来ないまま夕方になってしまった。
朝入ったきり、夫の姿を確認できないと、「もしかしたら見落としたかも」とどうしても不安がよぎってしまうのだが、状況的にそれはないと思われる。すると午後5時20分、前夜と同じように夫が鞄を袈裟懸けにして自転車でこちらへ出てきた。私も自転車で尾行すると、これまた前夜と同じようにマンションに戻った。
しかし、昨夜も今日も、どこにも寄らずに帰宅した。食事はどうしているのだろう。このマンションには、やはり女が居るのか気になるところである。
一応午後8時まで様子を見たが、夫が出てくることはなく、依頼者からも引き揚げの指示があったのでこの日の調査を終えた。

次回、別居夫浮気調査③へ続く
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※本コラムにおいて当事務所の取扱い事例を紹介している場合は、事実を脚色することなく記載していますが、当事者の特定等を避ける為、調査事実を歪曲しない範囲で設定(関係者の職業や道路、建物の位置関係等)を変更しています。また、掲載にあたり、必要に応じて依頼者の承諾を得ています。