浮気調査コラム

美人若妻浮気調査①(全2回)

今回の調査は、男性(夫)からの依頼である。一般的に浮気調査といえば、女性からの依頼が大半というイメージがあるし、事実、女性からの依頼の方が多いのだが、当事務所はどういうわけか3割位は男性からの依頼である。

依頼者である夫は38歳、対象者である妻は27歳と、なかなかの年の差婚である。そしてこの奥様、なかなかの美人であり、恐らく街中を歩いていたら多くの男性の目を引くであろう。

浮気調査のきっかけ

夫によれば、妻はフランチャイズ飲食店のアルバイト従業員。浮気を疑う確たる根拠はないものの、週に3~4回は日付が変わってからの帰宅であり、その内1~2回はなかなかの酔いっぷりらしい。夫としては、具体的にどこで誰と飲んでいるのか聞きたいのが本音であるが、結婚前から「お互いを束縛したり詮索したりせず、子供が出来るまでは好きなように友人と会って飲んでもOK」という約束をしており、これだけ歳の差があってしかも美人の妻に嫌われたくなく、結局聞くこともできないとのことである。

確たる浮気の根拠もないので、何十万もの予算をとることは出来ない。夫が妻との会話で、この週の土曜日は遅くまで飲むであろうことを掴んだ。
我々は、土曜日の16時から、妻のアルバイト先を張込むこととした。

張込み

土曜日の15時半過ぎ、私と相棒のA調査員は、東京都内某所に位置する妻のアルバイト先に到着し、その姿を探したもののレジカウンターにその姿は見当たらない。暫らく客を装い店内で張り込んでみると、依頼者の情報に類似する女を発見した。この女、ドライブスルーの窓口を担当しているようである。
一旦店を出て、A調査員に調査用車両の運転をさせ、私はスモークフィルムで外からは車内が見えない後部座席に乗車してドライブスルーに入った。その窓口に居る女は、依頼者から受領している写真の女に間違いない。ネームプレートも一致している。そして、愛嬌があり表情や仕草も含めて写真以上に本当に美人である。
このままこの店に対する視察、張込みを継続することとした。

美人妻が都心方面へ動き出す

17時20分過ぎ、美人妻がアルバイト先から出てきて、普段の足に使っている車に一人で乗って走り出した。そして、付近の駅前駐車場に車を停め、電車に乗った。

A調査員を引続き調査用車両で待機させ、私は一人で美人妻を尾行して同じ電車に乗った。途中、電車の進行方向と現在地をA調査員に連絡し、私達の乗る電車を追いかけてもらった。
夕方の帰宅ラッシュとは正反対の都心方面に向かっているので、電車内は比較的空いている。

上野駅下車、そして男と接触

乗換を経て、妻は上野駅で降りた。駅前のデパートを少しふら付いているが、18時50分、スマートフォンを見ると直ぐにデパートの外へ向かった。出た所には、いかにもご機嫌な顔をした一見して40歳代前半位の男が右手を挙げている。その男、凄いイケ面とはいかないが、頼りがいのありそうな良い歳の取り方をした中年といった感じである。やはり浮気か。
二人はそのまま駅近くに在る少しだけ高級でお洒落な焼鳥店に入った。たまたまではあるが、この店、私が行きつけのスナックでよく会う社長さんが経営している店の一つである。

私も、後から車でやって来たA調査員と一緒に店内に入る。対象者達の近くのテーブルに座りたい。この店の社長は居なかったし、知っている店員も居なかったが、上手いこと対象者達のテーブルの直ぐ近くに座ることが出来た。
客を装っているので、私はまず生ビールを、A調査員はこの後の運転のことを考えてウーロン茶を、後はつまみ程度に焼鳥を注文した。不審がられないよう、A調査員と共通の知人のことを話題に会話しながら、対象者達の様子を隠れて撮影し、その会話を聴く。対象者である美人妻は、「○○ちゃんが○○でさあ」と話し、接触者の男もゲラゲラ笑っている。共通の知人がいるようであるが、しかし美人妻の勤務先の上司とも思えない雰囲気で、関係性が全く分からない。

このまま二人の関係を探るべく、引続き店内でビールを飲みながら調査を継続した。

※本コラムにおいて当事務所の取扱い事例を紹介している場合は、事実を脚色することなく記載していますが、当事者の特定等を避ける為、調査事実を歪曲しない範囲で設定(関係者の職業や道路、建物の位置関係等)を変更しています。また、掲載にあたり、必要に応じて依頼者の承諾を得ています。