最近は相談時にパートナーのLINEの履歴を撮影した画像が持ち込まれることが多い。
今回妻である依頼者が持ち込んだのは、夫の会社名義スマホのLINEトーク履歴であった。会社のものだから見られないであろうと油断していたのか、パートナーの就寝後にスーツに入れっぱなしであったものを確認して撮影したものだそうである。
内容から察するに、相手の女性は同じ社内の30代既婚者である。社内W不倫であるにも拘わらず、堂々と会社のスマホで連絡を取り合うというのは危機管理意識としていかがなものかと思わされる。
LINEのトーク履歴
さて、そのトーク履歴。恋仲にある男女のやり取りであるからある程度は覚悟していたが、見ているこちらが恥ずかしくなる内容である。また、人には見せられないような画像もあった。ここに詳細を書くことはできないが、これさえあれば不倫は確定で、慰謝料もたんまり取れそうな内容である。
とはいえ実際に現場の写真も欲しいというので、ダメ押しの一手となる証拠写真を取るべく今回の依頼となった。
前日のLINEにより本日会うことが判明していたのですぐに調査を開始する運びとなった次第である。
歌舞伎町ラブホ街付近での待ち合わせ
待ち合わせは20時TOHOシネマズ前。歌舞伎町内のラブホ街付近である。
ラブホに直行であれば日が変わる前に帰宅できるなあ等と思いつつ、我々調査員は19時30分には配置についた。
一度張り込んでみると分かるが、この場所は初対面風の待ち合わせが非常に多い。昔風に言えば援助交際、現代風に言えばパパ活の待ち合わせが多いのである。そんな連中に紛れ込みながら待つこと20分。男が先にやってきて、すぐに女も到着。女は30代前半、会社帰りのOLといった装いで、身だしなみにはかなり気を遣っている様子。端的に言って美人である。
そしてすぐにラブホへと思いきや、そうは問屋が卸さず、まずは腹ごしらえのようである。某有名焼き肉店に入られてしまった。
歌舞伎町内での張り込みは色々と気苦労が多いので避けたいところであったがそうは言っていられない。店前を交代で張りつつ
待つこと約1時間。ようやく出てきた男女はラブホ街に足を向けた。
ラブホテル難民の二人
本日は週末であるためか、コロナを忘れさせる人の多さである。当然ラブホにもたくさんのカップルが雪崩れ込んでいるようで、どうやら満室が多いようである。二人はラブホテルを入ってはすぐ出てのラブホ難民をしていたため、今回はそれだけでホテルの入りと出を各3回ずつ撮れた。1回だけの場合、普通のビジネスホテルと間違えて入ったなどという白々しい言い逃れをされることがあるが、今回はその懸念はなさそうである。
4回目でようやく入室出来、約3時間後に出てきた。女はやや疲れた様子である。中で何が行われていたかは分からないが、少なくとも疲れることはしていたに相違ない。
社内不倫であることから女の素性を割り出す必要はないため、今回はここで調査終了となった。
※本コラムにおいて当事務所の取扱い事例を紹介している場合は、事実を脚色することなく記載していますが、当事者の特定等を避ける為、調査事実を歪曲しない範囲で設定(関係者の職業や道路、建物の位置関係等)を変更しています。また、掲載にあたり、必要に応じて依頼者の承諾を得ています。