浮気調査コラム

離婚するかしないか、決めるのはあとでいい

とある女性の相談者についてお話します。
「離婚するかもしれないので夫の浮気調査をしてほしいのですが…」と話し始めた A子さんは30代の専業主婦です。彼女は「別れたいから」とか「離婚することにしたので」とは言いませんでした。その言葉は、夫の浮気を疑いながらもどうしたらいいか分からないという感情を感じさせました。

浮気調査の相談にいらっしゃるのはパートナーの行動に何らかの疑念を持った方です。

  • ・特定の曜日は帰りが遅くなる
  • ・出張や休日出勤が増える
  • ・無頓着だったネクタイや洋服に気を配るようになる

こんな些細なことからご主人の行動に疑問をもち、浮気調査の相談を考えるようになったという奥様は多いようです。

しかし、「夫が浮気していることがわかったら離婚する」とはっきりと心を決めてから相談に来る人ばかりではありません。A子さんは子供がまだ小さいこともあり離婚することには迷いがあるようでした。実際、探偵事務所に来る前には弁護士さんにも相談に行ってきたようなのですが、「あなたがどうしたいのか決めてからまた来てください」と言われてしまったそうです。

「夫婦関係をどうするか決めかねているけれど、相談に乗ってもらいたい」というA子さんのような方にはこのように答えることにしています。

大事なのは、まず事実を知ることです。
本当に浮気しているのか?相手はどこの誰なのか?夫婦としてやり直すか別れるか、事実を知らないままでそんな大きな決断ができなくても当たり前です。

どうしたいのかを決めるために浮気調査を行うというのも十分な理由です。離婚するかしないかを決めるのは、あとでいいのです。

弁護士を入れてしまうと、ある意味もう後戻りできなくなります。しかし探偵に調査を依頼した後、掴んだ証拠をどうするかはあなたの判断次第です。極端な話、夫に証拠を見せないというのもアリなわけです。

離婚するかどうか心を決める前であっても浮気調査をおすすめする理由は他にもあります。

例えば、あなたが浮気相手から夫を取り戻そうと思ったとしても、相手が分からなければ戦うことすらできません。じっと耐えて夫と女性が別れるのを待つのか、積極的に相手への制裁に動くのか…、相手の情報を把握することでよりあなたにとって良い方法を選ぶことができます。

浮気調査後,夫婦関係の再構築を選ぶご夫婦も

さて、A子さんのご依頼は比較的短期間で調査を終了することができました。ご主人のお相手は同じ会社に勤める方で、A子さんも出産までは同じ会社で働いており相手の女性とも面識があったのです。

調査結果を受け一度は真剣に離婚を考えたA子さんでしたが、ご主人が浮気の事実を認め転職して相手女性との関係も清算することを約束したため、離婚は思いとどまったそうです。

ご自身でパートナーを尾行するなどして調べた場合、結果を目の当たりにすることで強い衝撃を受けてしまい、夫婦関係を再構築することが心情的に不可能になるという方もいらっしゃいます。その点、調査員からの報告という形をとると、わりあい冷静に事実を受け止めることができるようです。

離婚するかどうか迷っているという方であっても浮気調査をするメリットはありますので、まずは無料相談をご利用ください。

※本コラムにおいて当事務所の取扱い事例を紹介している場合は、事実を脚色することなく記載していますが、当事者の特定等を避ける為、調査事実を歪曲しない範囲で設定(関係者の職業や道路、建物の位置関係等)を変更しています。また、掲載にあたり、必要に応じて依頼者の承諾を得ています。